MERGING MEMORIES
平井 健一郎
アート/広告 プランナー ｜日本
OTHER PERSPECTIVE
DETAILS OF THE WORK
AWARDS 2019 HIDEKI MATSUTAKE PRIZE
本作では、VRそしてフォトグラメトリーの新しい可能性について考えてみました。 SNSを中心に様々な人の方から写真を集めることで作り上げた葛飾区立石「呑んべ横丁」のVR。 VRを作り上げる上で利用した技術がフォトグラメトリーです。 フォトグラメトリーは、同じ被写体を撮影した膨大な量の写真から撮影位置や角度などを自動的に予測することで3Dデータを生成する手法です。 つまり、3Dデータを生成する過程である写真がどの場所から撮られたものなのかがわかります。 このMerging Memoriesでは、呑んべ横丁のVR制作に協力いただいた人の写真を撮影日とともに撮影されたであろう場所に 配置することによって、新しい形のアルバムを表現してみました。 フォトグラメトリーで生成された呑んべ横丁は、様々な人々、その時々の記憶が集まった結晶とも言えるでしょう。
作品の超体験にはVRHMDが必要になります。体験方法はこちらをご確認ください。
CREATOR PROFILE
平井 健一郎
アート/広告 プランナー ｜日本
本業は公共空間を活用したアートや広告の企画をしており、趣味で3DCGを使った空間のアーカイブなどを行っています。葛飾区立石エリアを中心に、再開発などで失われる昔ながらの街並みの保管に努めています。/広告代理店所属（企画営業（2009年～）→新規事業（2014年～）→文化事業（2018年～））/Oh!OOH!!管理人/@ ART主宰/#ARCHIVETATEISHI 発起人
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フォトグラメトリによって再現されたノスタルジアな空間は、過ぎ去った時代の匂いを鮮明に感じると同時に、単に懐古に浸るだけではなく、そのVR空間に潜在意識が引き寄せられるような新しい感覚に面白さがあった。レトロな酒場に種々様々な音楽が響き渡りそうな作品である。
PRIZE OWNER 2019
松武 秀樹
シンセサイザー・プログラマー
作編曲 / プロデューサー
FEATURING WORKS
ファッション・音楽・映像・グラフィック・イラストレーション...etc
同時代のリアルな感覚を共有できるアーティストとともに創造する新たなカルチャー体験の作品群。
