NEWVIEW AWARDS 2022
受賞作品
ファッション/カルチャー/アート分野のXRコンテンツアワード「NEWVIEW AWARDS 2022」受賞作品を発表!
テーマは「Create a Melting Reality」。リアルとバーチャルが溶け合う、次世代のクリエイターの受賞作をご覧ください。
テーマは、「Create a Melting Reality」。溶け合うリアリティを創造せよ。制作のプラットフォームは、あらゆる表現フィールドのアーティストに空間表現の場を提供するVR/AR/MRクリエイティブプラットフォーム「STYLY」(https://styly.cc)です。
5年目、第5弾となる今回は「Create a Melting Reality」溶け合うリアリティを創造せよ。というテーマのもと作品を募集。2022年8月8日から10月31日までの募集期間中に、14ヶ国155作品(AR:54作品、VR:92作品、XR(ARとVRを併用):9作品)の応募がありました。
今年のエントリー作品群は、AIを使ったビジュアル表現や、身体性を強く意識した体験設計を特徴に、フィジカルとバーチャルが溶け合う、新たな知覚体験を指し示すアプローチが数多く見られました。
155作品の中から、1次審査で21作品がファイナリストとして選出され、ファイナリスト作品の中から9つのPrize、9作品が受賞作品として選出されました。
今後受賞者はPrize受賞特典として、XRによって既存のカルチャーの新たな可能性を切り開く挑戦の機会が与えられます。受賞者の今後の作品にご期待ください。
GRAND / 2WINNER
COLLABORATION / 9WINNER
FINALISTS
JURIES COMMENT
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人類の長い歴史に実存した現実と途方も無い空想の旅を重ねてきたバーチャルとの壁を取り払い融合させ、新たな知覚体験を創造するというとてもエキサイティングな試みだったと思います。
今回のテーマは「Create a Melting Reality」でしたが、人類の長い歴史に実存した現実と途方も無い空想の旅を重ねてきたバーチャルとの壁を取り払い融合させ、新たな知覚体験を創造するというとてもエキサイティングな試みだったと思います。
このアワードの審査員をさせていただくにあたり、
多くの表現アプローチを見させていただきました。
今後自分の作品へフィードバックできたらと思っています。
改めてこのような機会をいただきありがとうございました。ULTRA SO SESSION Prize 審査員
Shinichi Osawa(MONDO GROSSO)
音楽家 / 作曲家 / DJ / プロデューサー
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”バーチャルとリアルの融解”に対する多種多様なアイデアが素晴らしかったです
私たちKizuna AI Inc.がこれまでチャレンジしてきたことの一つでもあるバーチャルとリアルが溶けあうような体験や表現・概念の探求に対して、様々な解釈やアイデアが溢れており、世界中のクリエイターの皆様にとても刺激を受けました。
ULTRA STAGE Prize 審査員
Kizuna AI Inc.
バーチャルタレントの運営チーム / クリエイティブチーム
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受賞作以外でも「The 4th Wall」や「Given: Marcel Duchamp」など、とても気に入った作品がありました
どの作品も個性的で、受賞作以外でも「The 4th Wall」や「Given: Marcel Duchamp」など、とても気に入った作品があり、これらの作家には今後も創作の道を究め続けてほしいと思います。
ULTRA TOUR Prize 審査員
Lu Yang
アーティスト
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審査会のときに審査員の皆さんが作品に対しての愛を語ってる熱い時間を、私はこれからも忘れないと思います
ダンサーとしてNEWVIEW AWARDSの審査員として関われたこと、とても光栄です。
沢山のクリエイティブな作品に出会い、審査もとても難しかったです。印象に残る作品は数多くありました。
私の審査基準となったのは、コラボレーションするにあたり、お互いがカッコいい形でナチュラルにできるかどうか。
そこを重点に選定させていただきました。
私は私の価値観なので、審査員が変われば結果ももちろん変わってきます。
皆さんクリエイティブに突き進んでほしいなと思わされる作品ばかりでした。
今回初めての参加でしたが、審査会のときに審査員の皆さんが作品に対しての愛を語ってる熱い時間を、私はこれからも忘れないと思います。ULTRA MEDIA Prize 審査員
yurinasia (ユリナジア)
ダンサー / ダンスインストラクター / コレオグラファー
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歴史学や科学的エビデンスなどもクリエイティブ表現の根底に織り込まれてきたらより一層面白かったのではないか?
多くの興味深い作品を拝見できたたことが素晴らしかった。いくつかの作品において感じたことだが、歴史学や科学的エビデンスなどもクリエイティブ表現の根底に織り込まれてきたらより一層面白かったのではないか?と思った。アーティスト達の今後の更なる活動にはおおいに期待したい。
ULTRA GRAPHIC Prize 審査員
北川一成
GRAPH代表取締役 / デザイナー / アーティスト
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仮想空間がいよいよ「変な人たち」の遊び場になりつつある
VR/XRなどと言うと、その領域で展開される体験は「デジデジ」した、ステレオタイプ寄りのものになりがちではありました。
しかし、VR/XRがより多くの人にとって近しいものになり、制作のためのツールも成熟したことで、今年の応募作品の中には、クリエイターがより自由に、自分の中にしかない「妄想」を仮想空間にぶっ放しているものがいくつかあり、いよいよ、今まではこの領域で活動をしていなかった「変な人たち」(良い意味で)が参入してきたのだということを感じることができました。今後、そんな人たちがどのように暴れまわってくれるのかがとても楽しみです。ULTRA INNOVATION Prize 審査員
清水幹太 / ルカ
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XRの3次元の映像表現においては、感動や物語性というよりも、記憶のどこかを刺激されノスタルジアを感じたり、新しい感覚を刺激されるような大きな2つの体験の潮流があるように思います。
これまでの映画や映像作品の評価軸は基本”感動”にあるかと思うのですが、3DがベースになったXRの3次元の映像表現においては、感動や物語性というよりも、記憶のどこかを刺激されノスタルジアを感じたり、新しい感覚を刺激されるような大きく2つの体験の潮流があるように思います。
「ブレアウィッチ〜」や「カメラを止めるな!」のようにシンプルな作りながら革新的なアイディアで評価された映像作品がありますが、XRにおいてはそういった発明に近い手法による緻密な体験設計のようなものが必須ポイントになっていると感じます。
NEWVIEW AWARDの作品には、その高いハードルの前提を超えたところで、決してテックギークで止まらず、オリジナリティのある世界を描くセンスをもった作品が集まっていました。NEWVIEWしいては3次元映像表現の先進性がカルチャーと接続していることを強く感じました。
ULTRA CULTURE Prize 審査員
小林大介
プロデューサー / 株式会社パルコ エンタテインメント事業部 部長
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今後、AR/VRにおけるアセット制作などで、AI技術が大きな役割を果たすようになることを期待しています。
今年の審査は本当に楽しかったです。様々な作品があり、AR/VRアートの世界は非常に広大で、想像するものなら何でもあり得るということを実感しました。
作品が多岐にわたるため、審査はより難しくなりましたが、その分楽しい経験となりました。AIを使った作品を見て、私もワークフローでAIツールを多用しているので興奮を覚えました。今後、AR/VRにおけるアセット制作などで、この技術が大きな役割を果たすようになることを期待しています。ULTRA IDEA Prize 審査員
Nick den Boer
ディレクター / アニメーター / デジタルアーティスト