AWARDS WORKS

影響都

駅人

City AR Guitarist / テクニカルディレクター |Japan

OTHER PERSPECTIVE

DETAILS OF THE WORK

『影響都』は、身体スケールに縮められた都市の影の間を歩くことができるAR作品である。ARの影は現在の都市の風景に重なりながら、一分周期で巡る太陽の下で揺らいでいく。また、影に近づくとその場所の環境音が響いてくる。鑑賞者のいる地点に影が重なるほど環境音はぼやけていき、現在の都市にいながらそこからは遠いところへと誘われていく。響く影の群れを俯瞰しながらもその中に没入することで思い起こされるのは、もう形のない過去の都市での記憶か、まだ形のない未来の都市への幻想か。

本作は、2024年9月に新宿のNEUU XR Communication Hubで開催された展示会「透況都 / Fluid City」に際して制作され、新宿を舞台としている。新宿に立ち並ぶ特徴的な建物が生み出す影や都会の喧騒を感じさせる音の移ろいから、それぞれの人の中に立ち現れる新宿の様々なレイヤーに想いを馳せてほしい。

CREATOR PROFILE

駅人

City AR Guitarist / テクニカルディレクター |Japan

東京大学大学院学際情報学府修士課程在籍。
ARなどの技術を駆使し、街の物語と音や音楽を融合させた体験づくりを追求している。多くの人々が共有する都市という基盤と、その上に一人ひとりが重ねる刹那的な都市の姿を共鳴させる場の構築を目指す。
主な展示に「TOKYO NODE “XR PARADE”」(虎ノ門ヒルズ、2024)、「透況都 / Fluid City」(NEUU、2024)、「オーディオゲームセンター + CCBT」(CCBT、2024)、「SICF25」(スパイラル、2024)。主な活動に「enXross HACKATHON」(2024)。

FEATURING WORKS

ファッション・音楽・映像・グラフィック・イラストレーション...etc
同時代のリアルな感覚を共有できるアーティストとともに創造する新たなカルチャー体験の作品群。

SELECT CATEGORIES

BACK TO TOP