うつる。 / 天井
kiyotaka watanabe
Interactive Engineer / AR Developer |JAPAN
OTHER PERSPECTIVE
DETAILS OF THE WORK
AWARDS 2022 FINALISTS
【Concept】
- 身の回りに潜む恐怖が具現化し、そこに「うつる」 -
映画や漫画などでよく見られる、ホラー作品。
それらを思い浮かべると、なぜか「身近な」ものに潜むものが多くないでしょうか?
私たちは日常の見慣れたものや場所をじっと見た時、ふと、どことなく恐怖を抱く。
そう、例えば、あなたの住み慣れた家の ""天井"" などに。
そこに何かがいるかもしれない。そこにカメラを回したとき、そこになにか「うつる」かもしれない。
そんな頭に浮かぶ、身近な恐怖を見える形に拡張し、体験できる作品です。
【Detail】
作品のコンセプトは「体験するホラー映画」です。
自分はARを使って作品を作る上で、「既存のメディア」を超えた、
それこそ、「AR」が映画や漫画のような一つの「ジャンル」としてのメディアを目指せるのではないか、と考えて制作をしています。
そのため、今作品では、映画、とりわけJホラーと呼ばれる映画の演出を参考にし、
「ARにしてはすごい」ではなく、「一つのホラー」としてみれる体験のクオリティを目指しました。
また、今作品は「うつる。」と題した、シリーズ作品の一つです。
これはこの作品群が広まり、実際に身の回りの様々な風景に「映し」体験していくこと。
そして体験した人がまたそれを人に伝えることで伝搬して作品が「感染る」。
あたかも有名なホラー映画「リング」に出てくる貞子の呪いのビデオのように、
ある種のSNSを利用した「感染っていく」恐怖体験としての意味合いを込めました。
CREATOR PROFILE
kiyotaka watanabe
Interactive Engineer / AR Developer |JAPAN
「新しい」技術を「面白い」体験へと落とし込む制作を行っているエンジニア。
特にAR技術を用いて、映画/ゲーム/漫画などの他ジャンルの「あ、見たことある!・あ、それ知ってる!」ものを
「実際に体験できるもの」へと落とし込む方法を考案、作ることを得意として、活動している。
2016年より、クリエイティブユニット「KATAKOTO」としても活動。
受賞歴など
・2019/「総務省「異能vation」」: ジェネレーションアワード部門 ノミネート・企業特別賞
・2020/「XR CREATIVE AWARD 2020」: 優秀賞
・2021/「SENSE OF WONDER NIGHT 2021」: Best Technological Game Award
・2021/「NEWVIEW AWARDS 2021」: Nreal Prize
FEATURING WORKS
ファッション・音楽・映像・グラフィック・イラストレーション...etc
同時代のリアルな感覚を共有できるアーティストとともに創造する新たなカルチャー体験の作品群。