Draw & drag future instruments
キンミライガッキ現代支部
アーティスト |JAPAN
OTHER PERSPECTIVE
DETAILS OF THE WORK
AWARDS 2022 SO SESSION Prize
空間に描いたシンボルを認識して対応した「キンミライガッキ」を召還できるAR音楽アプリです。
画面中央のアイコンを押している間、スマホを動かすと軌跡を描くことが出来ます。
軌跡の角度や長さからシンボルを認識、対応するガッキを生成します。
現在認識できるシンボルは以下の3種類です。
〇 「円」= Observer (ドラム)
/ 「直線」 =HUSHI (弦楽器)
⚡ 「ジグザグ(雷型)」 =Blitz Valve(スパーク音)
召喚されたガッキはタッチや、スマホを直接当てることで鳴らすことが出来ます。
描くシンボルの大きさで、召喚されるガッキの大きさと音の高さが変わります。
生成したガッキは画面上でタッチして動かすこともできます。
ARという、個人個人それぞれの端末から覗ける世界は、各々の環世界であり、物質化以前のイデア空間に近いと考えています。
我々は日頃、まず3DCADによるモデリング・設計(=非物質的な創造)行った後、それを現実世界で再構築する手法で様々な楽器・装置を製作しています。現実世界に完成する以前に既にイデアが存在しているかのような感覚を覚えています。
その根幹に触れるため、オリジナルのCGモデルを直接演奏したいと考えました。
そしてXR表現であっても、体験者の能動的な身体の動きやパフォーマンスを創出したいという想いから製作しました。
CREATOR PROFILE
キンミライガッキ現代支部
アーティスト |JAPAN
キンミライガッキは「時空間」と「楽器」をテーマにしたアートプロジェクトです。
メカトロニクス、科学、身体研究といった多分野の要素を組み合わせ、全く新しい楽器「キンミライガッキ」を開発し、皆様に還元します。
開発した作品は、時空間をテーマにした世界観のキャラクター達の元、メディアアート展示、ライブパフォーマンス、ワークショップ、販売等に活用。
「キンミライガッキ」を用いて新たな音楽表現を追求することにより、難しい技術をエンターテイメントの枠組みで紹介します。
2021年には、自動演奏楽器「TIME⇆MACHINEシリーズ」を製作しライブプロジェクトをスタート。国内で2つの公演を実施し1つの賞を受賞。今後は、「疑似生命を模した自律演奏楽器」としてのアップデートを準備中。
-
身体性を重点に置いたXR表現であり、未来の音楽体験・表現を意識し、今後の拡張性、期待感を込めて選ばせていただきました。
ULTRA SO SESSION Prize 審査員
Shinichi Osawa(MONDO GROSSO)
音楽家 / 作曲家 / DJ / プロデューサー
FEATURING WORKS
ファッション・音楽・映像・グラフィック・イラストレーション...etc
同時代のリアルな感覚を共有できるアーティストとともに創造する新たなカルチャー体験の作品群。