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光岡幸一(技術協力/中村太誠)
美術家 |JAPAN
OTHER PERSPECTIVE
DETAILS OF THE WORK
AWARDS 2022 FINALISTS
この作品は今年10月につくばで行われた野外パフォーマンスイベント「HAM2022」で出展した作品だ。当初計画していた僕のパフォーマンスは、駅前の広場で高所作業車から手書きの言葉を書いた布を、掛け軸を垂らす様にクルクルと出現させるというものだった。書かれる言葉は、つくばが研究学園都市として戦後に開発された当時の事を住民の目線から記録した本「長ぐつと星空」や、つくばセンタービルを設計した磯崎新氏の言葉など、この地にまつわる人々から引用し、今のつくばの風景にそれを書写するつもりだった。8月下旬ごろ、そのプランに行政側からストップがかかった。主な理由は、垂れ幕と手書きの文字という視覚的な要素が政治的な活動(デモ活動など)を想起させる。との事だ。そういった経緯から、街に文字を出す事ができなくなり、そこでVRデバイスを使って透明な文字を書くアイデアを思いついた。この文字は今でもつくばに行けば見る事ができる。
CREATOR PROFILE
光岡幸一(技術協力/中村太誠)
美術家 |JAPAN
名前は、字がすべて左右対称になる様にと祖父がつけてくれて、読みは母が考えてくれた。(ゆきかずになる可能性もあった。) 宇多田ヒカルのPVを作りたいという、ただその一心で美大を目指し、唯一受かった建築科に入学し、いろいろあって今は美術家を名乗っている。矢野顕子が歌うみたいに、ランジャタイが漫才をするみたいに、自分も何かをつくっていきたい。一番最初に縄文土器をつくった人はどんな人だったんだろうか?
FEATURING WORKS
ファッション・音楽・映像・グラフィック・イラストレーション...etc
同時代のリアルな感覚を共有できるアーティストとともに創造する新たなカルチャー体験の作品群。