Fever
Tomoaki Seo
クリエイティブテクノロジスト、インタラクションデザイナー |日本
OTHER PERSPECTIVE
DETAILS OF THE WORK
AWARDS 2018 CINRA.NET PRIZE
腐敗、荒廃、終焉。
不都合な真実に満ち溢れた世界は、市民の目を欺くために、虚構によって塗りつぶされた。
その虚構の中で、熱狂を与えられた人々が踊り続ける世界。それが「Fever」である。
本作品は、虚構の世界で作られたcultureを「Dystopia culture」と定義し、Dystopia cultureにより生み出される「熱狂」を体験することを目的としています。一心不乱に踊り続ける人々や、点滅する看板、空中に浮かぶディスプレイなど、各所に「動」を配置し、時間の体感速度を上げることによって「熱狂」を作り出しました。また、空中や水中にうごめく大勢のポリス達、BGM的に流れるアナウンス音声などにより、Dystopia感を表現しています。現代社会における虚構(バーチャル)と現実の境界線の曖昧さを感じ取れるような作品を目指しました。
作品の超体験にはVRHMDが必要になります。体験方法はこちらをご確認ください。
CREATOR PROFILE
Tomoaki Seo
クリエイティブテクノロジスト、インタラクションデザイナー |日本
クリエイティブ・プロダクション3社にて、主にウェブサイトやモバイルアプリのUI/UX、インタラクションデザインを手がける。現在はデジタルエージェンシーにてクリエイティブテクノロジスト兼インタラクションデザイナーとして活動。テクノロジーの活用領域をオフラインにまで広げ、企画やプロトタイプ開発などを行っている。幼少期に頭の中の世界では何でも実現できるということに気がつき、以降、しばしば空想にふけるようになる。VRの出現により、空想の世界を実体験できるようになるというパラダイムシフトが起きたため,ワクワクが止まらない今日この頃。
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CINRA賞に関しては、おこがましいですが完全に僕個人の好みで決めさせて頂きました。"FEVER"は「うわぁ〜、なんかヤバイ世界に入り込んでしまったぞ・・・!うわぁ〜」感が一番強く、直感的に感覚的に好きな作品でした。空間の至る所でキャラクターが踊り狂っているのも素敵ですが、なんとなく小気味良い妙な音楽のチョイスも素敵やと思いました。なんなんですかねこの絶妙な小気味良さは・・・。この小気味良さも含めて、全体の世界観がとっても好みでした。
FEATURING WORKS
ファッション・音楽・映像・グラフィック・イラストレーション...etc
同時代のリアルな感覚を共有できるアーティストとともに創造する新たなカルチャー体験の作品群。